ランデブー!  尾崎将也 第一回監督作品

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Inside story:撮影裏話

Vol.6 映画作りを支えるスタッフたち


★たくさんのスタッフのおかげで・・・

今回は映画作りの裏方のスタッフたちの話をしたいと思います。僕は大学のとき、自主映画を作っていました。監督・脚本・撮影・編集と全て自分でこなしていたので、撮影現場には自宅にあるカメラや照明などの機材を全部一人で抱えて行かなくてはなりませんでした。だから「映画撮影とは大荷物を持つ肉体労働」というイメージがあったのです。

でもプロの現場では、それぞれのパートのスタッフがいて、機材は自分たちで運んでくれて(考えてみれば当たり前ですが)、僕が監督用の折り畳み椅子を自分で持とうとしたら、「監督はけっこうですから」と取り上げられる始末です。

★監督はスタッフを動かす仕事

では監督の仕事は何かと言うと、スタッフが「これとこれ、どっちにしましょう」と聞かれたら「こっち」と言い、「これでいいですか」と聞かれたら、OKかNGか判断してNGの場合はどうするか指示する。言ってみればそれが全てなのです。

するとスタッフは監督の言ったことを最大限、形にするべく動いてくれます。もちろんそれが彼らの仕事なので当たり前なのですが、最初はちょっと感動でした。

★バス会社も動かす

スタッフの働きの例をひとつご紹介しましょう。ヒロインのめぐるがバスに乗っているシーンがあります。バスを一台チャーターすれば楽なのですが、その予算がないので、実際に運行しているバスに宇野ちゃんを乗せて撮影することになりました。

ここでひとつ問題が。都バスには透明ガラスとスモークガラスの車体があり、時刻表だけではどちらが来るかわかりません。車内にいるめぐるを捉えるためには透明ガラスでなければなりません。そこで制作部のスタッフが都バスにかけ合った結果、その時間帯は透明ガラスの車両ばかりを集めてくれることになったのです。そんな作業の積み重ねが一本の映画を形にしているのですね。

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